11月の三連休で青森・秋田旅行へ行ってきました。ちょっとアップまでに時間がかかっちゃったけど・・・
この季節、大間のマグロが冷凍ではなく生で食べられるということから、青森だけ行こうかと思っていたのですが、今JR東日本が「秋田デスティネーション」として秋田推しだったので、欲張って秋田まで含めてしまいました。
今回の目的
1.子供を新幹線に乗せる
2.大間のマグロを生で食べる
3.なまはげに泣かされる(子供)
新幹線に乗る
まず、新幹線ですが、青森まで行くならやはり320キロ走行をするE5系の「はやぶさ」と、したかったのですが、三連休の初日ということもあり
空き座席なし。残念ながら「はやて」になってしまいました。
ただ、帰りは秋田からなのでここはE6系の「スーパーこまち」にしました。
自分的には久々の新幹線で、ワクワクしていたのですが、子供たちは特に感動するわけでもなく、いきなり漫画を読み始めたり・・・
いまどきの子供は新幹線では感動しないのか?などと思ってしまいました。
その分、おっさんが楽しんだからいいか・・・
上は帰りに大宮駅で見たはやぶさ。
青森編
まずは最初の目的地、大間を目指す。
大間に(比較的)近い、七戸十和田駅で下車。出来たばかりと思われる七戸十和田駅は綺麗でしたが、三連休なのに閑散とし過ぎ。
人混みの苦手な自分には最高の駅ですが。
駅前でレンタカーを借りて、青森ドライブスタート。
下北半島へはほぼ一本道。紅葉が美しく、道路もめちゃくちゃ空いている。
周りの風景は北海道のそれと同様。
ただ、速度標識がないので60キロ道路なのですが、地元の人が80キロオーバーでガンガン走っているので、ちょっと怖い。
軽トラにガンガン抜かれまくりましたが、安全第一。
法定速度で雄大な風景を楽しみながらドライブ。
走ること3時間ほどで、本州最北端の大間崎に到着。
早速、お目当ての海峡荘で赤身・中トロ・大トロが乗った「マグロだけ丼」を食す。
「確かに生は違うぜ!」と言いたいところでしたが、その差は自分の舌ではわかりませんでした。
でも、うまいのは確かで、結構ボリュームはあったのですが、ペロリと完食。
赤身はいつも食べているものとは全く違い、新鮮な感じでした。
大トロは油っぽくはなく、高級なお肉を食べている感じ。
お味噌汁に入っている大間特産のとろろ昆布も美味しかったです。
満腹になったところで、大間崎観光。
といっても、マグロ&げんこつのモニュメントとおみやげ屋だけですがw
モニュメント前で子供たちの写真を取り、来年の年賀状はこれだなとか思いつつ、子供たちと遊びました。
風は強かったですが、天気は良かったので、津軽海峡の先には北海道が見えました。次は北海道に行きたいなぁ。
おみやげ屋さんはマグロのゴリ押しでマグログッズが勢ぞろい。
下の子供はなんだかよくわからないマグログッズをゲットして上機嫌。
かみさんと子供たちがおみやげ屋で物色している最中に、自分は周りを散策。
大漁旗がなんとも漁師町っぽくて良い。周りの家もでかい家が多く、マグロ御殿と勝手に命名。
おみやげ屋の外では、マグロの心臓などの普段食べられない部位を豪快に焼いていました。
次の目的地は仏ヶ浦。
駐車場には数台の車しか止まっていませんでした。
三連休なのに・・・はもう言わない。空いていていいじゃないか。
仏ヶ浦の見どころポイントまでは徒歩で20分ぐらいなのですが、下り坂が結構キツイ。
帰りが怖いな・・・と思いつつ紅葉している道を葉っぱを拾いながら歩く。
観光客がいないので、子供が走り回って大きな声を出しても、大丈夫。
んで、到着。なかなかの絶景。
この荒々しさがなんとも東北感。
仏様の横顔なのですが、見えますか???
和歌山の千畳敷に似ている感じですが、全く違うのが落書きがないということ。
一部歩道が整備されているものの、それ以外はほとんど自然というのが、プラスポイント。
ずっとこの風景が保たれることを望みます。
海に沈む夕日を拝みつつ、駐車場までのキツイ上り。
抱っこしろの要求を跳ね除けつつ、駐車場到着。時間は午後5時。
ここから、1泊目の青森市内にあるホテル青森を目指す。
日が落ちてからのドライブは、いつものドライブと違い、街灯はもちろんなく、速度は相変わらず。
都会っ子(埼玉県)の自分にはキツイw
安全運転でなんとか到着したのは午後9時。
本日の走行距離300キロ。走りすぎだろ。バイクのツーリングじゃないんだから、と思いつつ、マーくんの試合を見てから就寝。
青森~秋田編
二日目もきつい行程なので早めに起床。
朝食付きなので、ホテルのレストランへGO。
ビジネスホテルっぽいホテルだったので、期待していなかったのですが、地元産の食材を使ったメニューも有り大満足。
特に青い卵やホタテの味噌焼きが美味しかった。
下の子供はホテルの回転扉も気に入ったようで、べた褒めでした。
朝食を済ませたらすぐにチェックアウト。
向かったのは、青森の悪の組織の秘密基地こと、アスパム物産のピラミッド。
この変な建物の中はおみやげ屋さんとなっていて、閑散としていた観光地と違い、活気がありました。
その活気に押され、いろいろ買いまくるかみさん。
自分は子供を外に連れ出し、海が見える広場で遊ぶことにしました。
天気予報は雨だったのですが、予報は外れ、雲から時々太陽が顔を出す感じ。
外には人はいなかったので、自由に遊んでもらう。
その間、自分も散策。
現役を退いた連絡船も向こうに見えます。バイクで北海道に行った時に乗ったなぁ。
甘じょっぱいホタテソフトクリームなどを食べ、11時に弘前を目指し出発。
まずは、アリエッティに出てくる洋館のモデルになった盛美館に到着。
1階は和、2階は洋というなんとも珍しい建物。
2階は無理ですが、建物の中も見学できます。
建物も素晴らしいのですが、庭もイイ!
広くもなく狭くもなく調度良い広さ。紅葉も綺麗だったし、子供たちも大興奮。
宮崎駿監督が来た証拠のサイン色紙。
関係ないけど、落ち葉がキレイだったので、ダンボーで一枚。
次は弘前城。
このお城は、桜の季節には必ずと言っていいほどテレビで目にする有名なお城。
でも今回は季節じゃないので、脳内で桜フィルターをかけて観光。
やっぱり、桜の季節が良い・・・ね。
ここは観光地らしく人は多めでした。
弘前城前にある観光案内所の敷地にレトロ洋館の旧図書館がありました。
この中も見学することが出来ます。
館長のふかふかの椅子に座って思いを馳せることも出来ます。
この周りには弘前にある洋館のミニチュアやねぷた祭りの展示もあり、お手軽に観光できます。
もっと見たかったのですが、2泊目は秋田なので、アップルパイの美味しいお店でパイを買い、一路秋田へ。
ここからのドライブもきつかった。。。
青森と同様、真っ暗&高速一般道、そして深い霧が加わって更にやばいことに。
相変わらず地元民のスピードはハンパなく、ついていきたいのですが、霧の中を尋常じゃないスピードで走るので無理。
先頭で走っているとすぐに追いつかれ、抜かされ、ついていけず・・・の繰り返しで結構疲れた。
秋田市内で夕飯を食べるために車を止め、お店を物色。
昭和っぽい感じが良いですね。
秋田と言ったらきりたんぽでしょ、ということで、比内地鶏スープを使ったお店で食べました。
きりたんぽ以外にも比内地鶏の焼き鳥や、新鮮なイカなどを注文し、一気に完食。
せっかくの秋田の地酒はこのあと宿まで運転があることから断念。
お酒を飲みながら食べたらうまかっただろうなぁ・・・
秋田から宿までは車で1時間ぐらい。
宿選びを完全に失敗。秋田駅のビジネスホテルで良かったよ・・・
宿についたのは午後10時。
その宿はとてもさみしいところにあり、巨大な施設なんですが、おじさんが一人で切り盛りしている宿。
連休なのに泊まっているお客はうちの家族を含め3家族ぐらい。
おじさん大丈夫か?などといらぬおせっかい。
そんな寂しい宿ですが、源泉かけ流しが売りだったので、ついてすぐ温泉へ。
広いお風呂を独り占めできるので、これだけでもありかなと。
真っ暗で風景は見えませんでしたが。
この日も走りっぱなしだったので、すぐに就寝。本日の走行距離300キロ。
秋田・男鹿編
この日は雨予報だったのですが、なんと晴れ。
テンションMAXで起きたらすぐに温泉へ。
昨日見られなかった風景は、紅葉する山に囲まれロケーションは完璧。
独り占めの風景&露天風呂は、リッチすぎる~
今日は最終日、本当は角館に行きたかったのですが、子供になまはげ体験をさせて反応を見たかったので、高速で男鹿半島を目指す。
途中、良くある動物注意の標識がいつもの鹿ではなく、謎の生物(カモシカ?)に興奮w
高速道路からも直ぐなのでアクセスは良く、宿から1時間ほどで男鹿半島到着。
すぐに出迎えてくれたのは巨大ななまはげ。
みんなで記念撮影をして、なまはげ館へ急げ。
途中の看板。なんとも秋田らしい。三連休なのに道がガラガラで、とても気持ちいい。
男鹿真山伝承館はなまはげを体験できる施設で、今、JR東日本の秋田キャンペーンCMで流れているあそこ。
CM効果か、お客さんはそこそこいて、なんか安心した。
誰もいなかったらなまはげさんから直接攻撃されちゃうからね。
下の息子はビビリなので、なかなか家の中に入らず逃げまわっていましたが、捕獲して、座らせました。
諦めたらしく、耳をふさいでおとなしく座っていました。なんか可愛いぞ、息子よ。
で、なまはげ登場。
玄関やふすまをガタガタやって結構な音でみんなを脅かす。
ビビる子供たち、それを見てニヤニヤする親たち。
「悪い子はいねぇか?」の問に小学生ぐらいの男の子がビビりながら「い、いえ、いません。ちゃんと宿題もやっています。野球もやっています。」と
丁寧に返していたのが印象的でした。
うちの子供達は口あんぐり状態でフリーズ。
テレビなどで見る泣きじゃくるところまではさすがになかったですが、いい経験になったと思います。
こういった、伝統行事はずっと残るように守っていくのは大切だと思いました。
この後は、入道崎へ。
天気もよく、散歩するには最高。青空最高!!
ひと通り遊んで、ここのB級グルメの男鹿焼きそばを食べました。
普通の焼きそばなんですが、ソースの代わりにしょっつるを使っているのが特徴とか。
簡単なのにうまい。家でも作りたいと思い、しょっつるを買ったのは言うまでもありません。
その後は男鹿半島をぐるっと廻るようにドライブし、ゴジラ岩っぽい何かを見ました。
男鹿の観光サイトの写真では・・・
腕の違いを見せつけられて(´・ω・`)ショボーン
途中の何気に良かった踏切りをパチリ。
午後4時頃、秋田駅でガソリンを入れてレンタカーを返しました。
本日の走行距離180キロ。三日間のトータル780キロ。
プリウス燃費良すぎ!
ちょっと詰め込み過ぎたかなと反省しつつ、スーパーこまちに乗り込みました。
真っ暗なので、どこを走っているかまったく分りませんが、スピードは300キロ近く出ていたようです。
無事午後9時過ぎに大宮到着。
当初の目的は全て果たせ、天気にも恵まれまずまずの旅行だったと思います。
特になまはげは良かったです。
小さいお子さんをお持ちの方はぜひ秋田まで子供を泣かせに行ってみてはいかがでしょうか?
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