今回は走り納めツーリングの最後で予告したとおり、安全装備に関するギアのお話を。
ワタクシ、50歳の大台目前のライダーで30年近く無事故(無違反ではない)ということもあり、安全運転技術・危険察知能力はそこらの若者には負けない自負があります。が、体力と集中力、いざというときの反応の衰えはどうしようもなく、ツールに頼るしかありません。
最近のバイクにはABSは標準装備、レーダーなどでの安全運転支援システムの話もポツポツ出てきていますが、私の所有しているバイクはそんな最新装置とは縁遠く、安全は自分で確保しなくてはなりません。
みなさんの安全装備は?
一般的なライダーは、ヘルメットは当たり前として、肘や膝、背骨などをガードするプロテクター付きのジャケットを装備していると思います。
しかしながら、2輪事故致命傷部位の割合を見ると、頭部に次いで胸部が32.1%と結構高い。(バイク事故 死因の53.5%は胸腹部……命を守る「胸部プロテクター」の選び方 より)
その割に、対策している人は少ないと思います。
私はRSタイチのセパレート チェストプロテクターをつけていましたが、CE Lv2とはいえ、これだけで守れるのか?と若干不安がありました。
そこで、何か変わるものがないか探してみたところ、バイク用のエアバッグに行き着きました。
バイク用のエアバッグの存在は結構前から知っていましたが、当時は価格が高く、手が出ない代物でした。
しかし、今は年齢も年齢だし、子どももまだ成人してないこともあり、まだ死ねないぞということから今のエアバッグ事情を調査してみることにしました。
バイク用エアバッグのメーカーやタイプについて
エアバッグは数社から発売されており、売れ筋は以下の3社のもの。
- エアバッグ元祖 無限電光のHit Air
- レーシングスーツの老舗 ダイネーゼのSMART JACKET
- オシャレギア アルパインスターズのTECH AIR
タイプはジャケットタイプからベストタイプなど様々あるけど、なるべく費用を抑えたいので、ベストタイプがベストかなとw
各メーカーの特徴として、調べた感じだと以下のとおり。
間違ってたら(m´・ω・`)mゴメン
製品名 | 特 徴 |
---|---|
Hit Air | 動作はワイヤー式 見た目は釣り人風、野暮ったい、そこそこ重い 比較的低価格(5万円弱) メンテナンス費は修理が不要なら0円(送料別途)、ヤフオクで買ったモノも0円メンテ! 万が一、作動してしまっても自分でメンテナンス出来る(交換用ボンベも安い) 白バイで採用 |
SMART JACKET | 動作は電子式。充電必要(1回の充電で26時間動作) 軽い・薄い・見た目スッキリ 15万円と超高価格帯 作動してしまったらメーカーへ。費用は不明(恐らく有料) MotoGPで使われるD-airエアバッグと同じテクノロジー! |
TECH-AIR | 動作は電子式。スマホ アプリと連動可能。 見た目はスッキリ、ジャケットの下に着るタイプ 価格は10万円 動作してしまったらメーカーへ。メンテ費用が3万と高額。 |
ベストチョイスは?
さぁ、買うならどれをチョイスしますか?
私は総合的に考えて国産のHit Airが自分に合っているかなと思いました。
選んだポイントとしては、以下の通り。
- 胸から首、背中、お尻までガードしてくれる
- 動作してもダメージがなければ自分で戻せる
- メンテナンス費が無料(永年? 経年劣化はあるみたい)
- 動作がアナログ式(電子式だと信用出来ないw)
見た目の野暮ったさ、バイクの乗り降りでワイヤーを付ける面倒くささに賛否両論あると思いますが、機能、費用とのトレードオフということで割り切ります。
動作はこんな感じ。
早いし、胸・首・脇・背中・お尻をがっちりガード。
バイクから降りるときにワイヤーを外し忘れて、誤作動・・・ってのが怖いですが、30kgの力を入れないと動作しないので問題なさそうだが、立ちゴケはダメだろうな。
ダイネーゼとアルパインスターズは加速度センサーとかで異常を検知したら動作する電子式なので、そういう面倒な所作は不要。でも、機械は思いがけない動作をしたり、大事なときに動かないんじゃないかと、モヤモヤしそうなので、引っ張る(人間が吹っ飛ぶ)と、ピンが外れてエアバッグが動作する単純設計が精神的に安心出来る。
ということで、こちらを購入決定!
次回はいきなりメンテナンス編をお送りします。
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