先の大震災で自宅に住めなくなって2ヶ月あまり経ちましたが、やっとリフォームが終わり自宅に戻ってくることができました。
自宅はマンションの上の方なので、地震対策はしっかりやっていました。
そのおかけで家具が倒れるなどの被害はなかったのですが、上の階からの激しい漏水(推定1000Lぐらい?)で被災するとは思っても見ませんでした。
こればかりは防ぎようがない。
被災レベルを東北の方と比べれば、程度はかなり軽いとは思いますが、普段当たり前のように生活していた空間が突然壊されるというのはかなり精神的にきました。
家ごと流されてしまった岩手、宮城の方、原発事故によって強制退去しなければならなかった福島の方、液状化によって家が傾いてしまった方の苦労、不安は半端じゃないと骨身にしみてわかりました。
これからも、自分の出来る範囲で復興に協力していきたいと思っています。
話を戻して今回は、自分が被災後の処理で経験したことをいくつか書いておきたいと思います。
一生地震と付き合っていかなければならないこの日本。知っておくといいことがあると思います。特に保険関係。気になる方は、続きより。
地震の被害は原因(我家の場合は上階のお宅の給水管破損)がどうあれ、自然災害なので誰の責任でもない
従って、現状復帰に関するリフォーム代や避難の為にかかった費用は全て自分持ちになります。
ただの水漏れ、されど水漏れ。今回にかかったリフォーム代は100万円以上。保険に入っていないとかなりキツイです。
地震による水濡れ被害は、火災保険の水濡れ保証は使えない
水濡れとなった原因が地震の場合は火災保険に付帯している水濡れ保証はしてくれないです。
消火活動時の放水で水濡れとなった場合は保証してくれます。
地震保険には建物を保証するタイプと家財を保証するタイプとその両方を保証するタイプがある
失敗したのがこれ。我家の地震保険は家財のみを保証する保険でした。
とりあえず入っておかなければ程度の考えで加入したので誰にも相談せず、インターネットで契約しました。
今回の被害は漏水による被害なので、天井、壁、床の被害がメインでした。この場合、加入している家財保険では
保証されないので、建物の地震保険に加入していなければなりません。
後日建物の火災&地震保険に入ったのは言うまでもありません。
地震保険の補償額は損害額ではなく、被害の割合で支払われる
被害の割合により全損/半損/一部損の3タイプに分けられます。それぞれ保険金の100%/50%/5%程度が支払われます。
例えば高価な大型TVやPC、家具などが被害を受けても1つのモノとして扱われ個々の保険金は出ません。極端な話、家財品目が100個あって地震により高価なTVがひとつだけ全損となっても保険金は出ない可能性があります。
一部損の場合、被害割合が10%以上30%未満(保険各社で違うかな?)となりますので、この例の場合は被害割合が1%となり保険金は出ない可能性があります。
火事や自然災害で自宅が被災した場合、固定資産税が減税されることがある
り災証明と被害時の写真、現状復帰にかかった金額の見積もりの提出、市役所職員の調査をしてもらったあと手続きすると減税されることがあるらしい。らしいというのは、ボクも手続きはしましたが、いくら返ってくるということはまだ決定していないからです。
もしかしたら返ってこないかもしれませんが、手続きはしておいたほうがいいですね。
火事や自然災害で自宅が被災した場合、所得税が減税されることがある
現状復帰にかかった費用を修繕費として計上し、確定申告すれば減税されると税務署員の方から伺いました。
ただし、ボクのように保険金で修理できた場合は、減税されません。関係ないですが、保険金は非課税です。
急にネット環境が欲しい時はWiMaxが便利
被災からリフォーム完了まで、家族全員で実家に避難していましたが、ネット環境がないため、日々の更新ができなくなり困りました。
工事して環境を整えるのには時間がかかるから、、、ということで、WiMaxを契約しました。
1ヶ月単位から契約でき、サービス範囲に入っていればそれなりの速度(実家では2Mb程度)で楽しむことができます。
当ブログは動画の紹介がメインなので、かなりきつかったですが。。。
家族共用のTwitterアカウントを作成した
震災直後、携帯電話や公衆電話が使えなくなりました。しかしネットはなんとか繋がったので、Twitterは使用できました。
ということで、家族共用のプライベートアカウントを作成し、今回のような事態が発生したら使うようにしました。
親も含まれるので、使い方を教えていますが、なかなか難しいようです。
他にも皆さんが体験したこんなことやあんなことがあったら教えてくださ~い
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